オーブリー・ドレイク・グレアム(Aubrey Drake Graham)はカナダ出身のラッパー、歌手、俳優である。1986年10月24日生まれ。現在はラッパーとして活動しているドレイクが最初に世に知れわたるきっかけとなったのは俳優活動だった。2001年にCTV(カナディアン・テレビジョン)のティーンドラマ“Degrassi: The Next Generation”に出演し、ジミー・ブルックス(Jimmy Brooks)役で注目を集めた。
Degrassiシリーズの制作スタッフ(Stephen StohnとLinda Schuyler)によると、ドレイクは夜通し楽曲制作をしており、度々撮影現場に遅刻していた。
2006年頃にドレイクは本格的に音楽活動を始める。デビューミックステープ“Room for Improvement”(2006年)をリリースし、その後、ヤングマネーエンターテイメント(Young Money Entertainment)と契約するまでに“Comback Season”（2007年）、“So Far Gone”（2009）をリリースした。
ドレイクのファッションへの取り組み
ドレイクのファッションスタイルと言えばストーンアイランド(Stone Island)、レトロなナイキのスポーツウェア、カスタムメイドのスーツなどが定番となっている。ヴィンテージ物のアウターウェア、珍しいスローバックジャージ、シュプリーム(Supreme)などのアイテムも時折登場する。
カナダグースとのコラボレーション
ドレイク、Noah “40” Shebib、オリバー・エル・ハティーブ(Oliver El-Khatib)の3人で構成されたクリエイティブ集団/ライフスタイルブランド“October’s Very Own”（通称：OVO）
ドレイクの様々なクリエイティブ・プロジェクトの統括会社となっている。
2010年秋、OVOがカナダグース(CANADA GOOSE)とのコラボレーションを発表。300着限定のチリワックジャケットをリリースした。オリバー・エル・ハティーブがカナダグースとの繋がりのきっかけについて語っている
「俺たちは皆、これまでにカナダグースを着用してきた。（カナダ）トロントの冬を生きていく上で、カナダグースは最も暖かいジャケットだ。カナダグースの献身的な姿勢、品質基準、愛国心、伝統、そして50年の歴史に感服している。ドレイクと俺は、CG社の社員達と何度も接触してきた。彼らは、俺たちが才能と情熱に溢れ、強いこだわりを持つヤング・キッズだと認めてくれたんだ」
ナイキとのコラボレーション
2013年12月、ドレイクはナイキ及びエア・ジョーダンと契約を結んだと発表した。この件についてドレイクは「俺達は皆、マイケル・ジョーダンに憧れて育ってきたはずだ。俺は正式にジョーダン・ファミリーの一員になった」とコメント。「エアジョーダンOVO」と名付けられたコレクションを発表した。
アベイシングエイプとのコラボレーション
2020年、アベイシングエイプ(A Bathing Ape)はドレイクとのコラボレーションを発表。日本のストリートウェア雑誌で情報が公開された。携帯電話ケース、フェイスマスク、Tシャツ、パーカー、帽子など、様々なOVO x BAPEコレクションをリリースした。
ナイキとのサブレーベル“Nocta”を立ち上げる
2020年12月、ドレイクがナイキとのサブレーベル「ノクタ」(Nocta)の立ち上げを発表した。プレスリリースによるとドレイクは「ナイキがアスリートと同じようにエンターテイナーを受け入れるチャンスがあると常に感じていた。可能な限り最高レベルのものと関連付けられることが常に自分の目標だった」とコメントしている。
NoctaとはNocturnal Creative process（夜行性創作プロセス）にちなんだネーミング。
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