Nas（ナズ）とプロデューサーのHit-Boy（ヒット・ボーイ）が「スリーピート」（三連覇）を目指している。2021年グラミー賞で“ベスト・ラップ・アルバム”（King’s Disease）を受賞した名コンビが2022年10月18日（火）に“King’s Disease 3”（『キングス・ディジーズ３』）の計画を正式に発表した。
‘King’s Disease’シリーズの三作目
‘King’s Disease 3’は、ヒップホップ界の巨匠、Nasの15枚目のスタジオ・アルバム。2020年に’King’s Disease’、2021年にセカンド’King’s Disease 2’をリリースした’King’s Disease’シリーズの3部作となり、2021年のクリスマス・イブにリリースしたLP’Magic’に続く作品でもある。また、Nasのアルバムとしては4作品連続でHit-Boyがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めている。
‘King’s Disease 3’の発売日は？
ニューヨーク・クイーンの伝説的なMCと西海岸のビートマエストロは、LPの金メッキのカバーアートをソーシャルメディアに投稿。2022年11月11日のリリース日を発表した。
前作で’King’s Disease 3’のリリースを予告していた⁉
NasとHit-Boyのコンビが昨年12月にリリースしたサプライズ・プロジェクト’Magic’に収録されている’Ugly’の中で’King’s Disease 3’について言及していた。
I’m on offense every day until I see the love
“Ugly”,Nas,Produced by Corbett & Hit-Boy,Release Date December 24, 2021
（愛が見えるまで俺は毎日攻めてる）
KD3 on the way, this just to feed the buzz
（KD3が出る、コレはただの話題作りだ）
NasとHit-Boyの関係性とは
2020年以降のNasのプロジェクトには全作品でHit-Boyがプロデューサーを務めている。2021年8月27日にApple Musicにて公開された番組「Rap Life Radio」の中でNasがHit-Boyについて、マイケル・ジャクソンにとってのクインシー・ジョーンズのような存在だと語っている。
「彼（Hit-Boy）は俺にとってクインシー・ジョーンズのようなものなんだ。わかるだろ？だから、もし次にやることをヒット・ボーイと一緒にやるとしたら、何か魔法のようなものができるかもしれないと思っている」
Apple Music’s Ebro Darden on Rap Life Radio
Nasが初のグラミー賞を獲得
NasとHit-Boyのパートナーシップは、Big Sean、Lil Durk、Anderson .Paak などをゲストに迎えた’King’s Disease'(2020年)から始まった。このアルバムは、翌年のグラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞し、31年以上のキャリアを誇ったNasにとって初めてのグラミー賞獲得であった。
続く2021年8月の’King’s Disease 2’では、Eminem、Lauryn Hill、YGらとのヘビー級コラボレーションを実現。2022年のグラミー賞で最優秀ラップ・アルバムにもノミネートされたが、Tyler, The Creatorの’Call Me If You Get Lost’に敗れていた。
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