エビス(Evisu)やア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)といった日本のストリートウェアブランドは、長年にわたってヒップホップやストリートカルチャーに大きな影響を与えてきた。ヒップホップ、パンクロック、スケートボーダー、ヴィンテージ・アメリカーナといったアメリカン・カルチャーから、アニメ、マンガ、日本の伝統的なファッションといったネイティブなインスピレーションまで、国際的なトレンドとともに様々な影響を受けてきた日本のストリートウェアは、グローバルなアイデアを完璧に融合させ、世界最高峰のアーティスティックなクリエイションを形成している。この記事では日本発のストリートブランド5つを取り上げてご紹介します。
A Bathing Ape
A Bathing Ape、略してBAPEはファッション業界、特にストリートウェアとヒップホップカルチャーのアイコンであった。1993年にNigo(長尾智明)によって設立されたBAPEは、日本のストリートウェア・ムーブメントのパイオニアのひとつとされ世界的な現象となり、しばしばトップクラスのセレブリティ、ラッパー、アーティストが愛用しているのを目にする。
21 Savage
アトランタ出身のラッパー、21 Savageが、Metro BoominとFutureとコラボした “X “のミュージックビデオで、BAPE ABC Dot Tiger Full Zip Hoodieを着用した。
A BATHING APE® × FUTURE
現代のトラップ・ミュージックにおけるメロディとオートチューンの使用の先駆者とされているFUTRE。現代のヒップホップシーンで最も影響力のあるラッパーの一人とされている。
2021年3月、A BATHING APE®とFUTUREとのコラボ”BAPE® × FUTURE”を発表。スペシャルなBAPE STA™とTシャツをリリースした。
Bape x Drake
BAPE® × COACH
Cordae
Evisu
1991年に創業され、ジーンズから始まり、現在ではスウェットシャツ、スーツ、靴など幅広いカジュアルウェアを手がける総合服飾ブランド”EVISU”。ゴルフ用品や釣り用品なども展開している。創業当初、山根は古着店でビンテージジーンズの高価さに着目し、独自のジーンズを開発した。社名の「EVISU」は、日本古来の福の神”えびす様”に由来している。ヒップホップシーンからの支持も熱く超大物ラッパーのJay-ZやLil Wayneなどから賞賛されている。
エヴィスジーンズはヒップポケットのステッチをペンキでペイントすることが最大の特徴である。
Neighborhood
藤原ヒロシのレコード・レーベル、「メジャー・フォース」でデザインを担当した後、1994年にNEIGHBORHOODを設立。オートバイのヴィンテージ・カルチャーから影響を受けたようなスタイルを持つNEIGHBORHOODは、様々なスタイルのジャケットやコート、プルオーバー、フード付きセーター、ボタンアップ、Tシャツ、ジーンズ、そして様々なアクセサリーを含む、プレミアム品質の衣料品ブランドである。
WTAPS
WTAPS(ダブルタップス)は1996年に誕生したが、創業者の西山哲は既に原宿のストリートシーンで実績を残していた。WTAPS以前のブランド「FORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS」でシルクスクリーンプリントのシャツを販売し、滝沢伸介の「NEIGHBORHOOD」ではクリエイティブ・ディレクターを務めていた。
Chris Brown(クリス・ブラウン)
Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)
Undercover
高橋盾が1990年代初頭に設立した日本のストリートウェアブランド「アンダーカバー」。友人のNigoとともに経営していた伝説的な日本のファッション・ストア、「Nowhere」でその地位を確立した。高橋のパンクの影響を受けたデザインが顧客の間で評判となり、1990年に自身のレーベル「アンダーカバー」を立ち上げるに至った。
Travis Scott(トラヴィス・スコット)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
日本発ファッションブランドは、米国のストリートカルチャー、ヒップホップシーンからも支持を受けています。独自性とクリエイティビティは、新しいファッションの潮流を生み出し、異なる文化を結びつける役割を果たしています。皆様のファッションのご参考になれば幸いです。
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