ラッパー×ファッション“ミーゴス”【ヒップホップ、YRN、boohoo】

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ジョージア州ローレンスビル出身のヒップホップトリオ「ミーゴス」(Migos)
メンバーはクエヴォ(Quavo)、オフセット(Offset)、テイクオフ(Takeoff)の3名。2008年に結成。
アトランタを拠点とするラッパーのグッチ・メイン(Gucci Mane)や、ヤング・ジーズィー(Young Jeezy)の元マネージャーであるコーチ・K(Coach K)によってマネジメントされており、DJデュレル(DJ Durel)、マーダ・ビーツ(Murda Beatz)、ゼイトーヴェン(Zaytoven)、ブッダ・ブレス(Buddah Bless)、DJキャレド(DJ Khaled)などのプロデューサーと頻繁にコラボレートしている。

2013年、ミックステープ『Y.R.N.(Young Rich Niggas)』に収録された曲“Versace”でメジャーデビューを飾る。その後も“Fight Night”(2014年)、“Look at My Dab”(2015年)などのシングルをリリースし、2015年7月、1stアルバム“Yung Rich Nation”をQuality Control Musicと300 Entertainmentからリリースした。

2016年にリリースした“Bad and Boujee ft Lil Uzi Vert”で初の全米ビルボード・ホット100の1位を獲得。
2017年1月、2ndアルバム“Culture”で初の全米ビルボード200チャート1位を獲得した。

ミーゴスがファッションブランド“Young Rich Nation”を立ち上げる

YRN(Yung Rich Nation)はミーゴスが2015年に立ち上げたストリートウェアのファッションブランド。1stスタジオアルバムにちなんで名付けられたミーゴスのアパレルブランドは、ロゴTシャツ、バラで覆われたダッド・ハット(帽子)、トロピカルなグラフィックでマルチカラーのバーシティジャケットなどがリリースされていた。

YRNは、ニューヨークを拠点に活動しているマーチャンダイザーのラデュー・ワトソン(Radue Watson)の発案によるもので、彼は自身の息子たちがミーゴスを聴いているのを知り、このブランドの構想を思いついたという。

ラデュー・ワトソンはこれまでにJay-Zの“Rocawear”、Young Jeezyの“8732”、Lil Boosieの“Jewel House”、Lil Wayneの“TruckFit”などのブランド立ち上げに関わってきた業界の仕掛け人である。

YRNのシャツを着て写真撮影

ミーゴスとYRNが裁判沙汰に⁉

2018年5月、YRNはミーゴスが契約の条件を満たしていなかったと主張し訴えた。ミーゴスは、年に6本のミュージックビデオと4回のブランドのプロモ撮影、店頭サイン会をYRNの服を着て6回以上プロモーションをすることになっていた。

また、YRN陣営によると、ミーゴスはユニバーサル・ミュージック・グループとは無関係の契約を結び、別にミーゴスのアパレルを商品化し始めたと説明した。

ミーゴスが反撃⁉YRNを訴える

2018年11月、ミーゴスが一部のロイヤリティが未払いだと元ビジネスパートナーのYRNを訴えた。ミーゴスはYRN側が実際の収入に関する会計処理を保留していると主張。また、ミーゴスのキャッチフレーズが入った商品を無断で発売しているとも非難している。

クエヴォがboohooMANとの共同開発で“boohooMAN x QUAVO COLLECTION”を発表

クエヴォはイギリスのファッションブランド“boohooMan”とコラボレーションし、自身のアパレル・ラインを立ち上げた。2019年4月に春夏のカプセルコレクションをリリースした。2020年4月には第二弾(シーズン2)もリリースされた。テクニカラーなグラフィックが印象的で、パステルカラーの色彩はLA出身のストリートアーティストNervOneの作品から得たものである。

“boohooMAN x QUAVO COLLECTION”のプロモショット

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