ラッパー×ファッション“フューチャー”【ヒップホップ、Armani】

Fashion

フューチャー(Future)こと本名:ネイバディウス・デマン・ウィルバーン(Nayvadius DeMun Wilburn)はジョージア州アトランタで生まれ育ったラッパー。1983年11月20日生まれ。マンブル・ラップの先駆者、現在のトラップ・ミュージックの代表格と評されている。

2011年にA1 RecordingsとEpic Recordsとレーベル契約を結ぶ。プラチナ・シングルとなった“Turn On the Lights”、“Honest”、“Move That Dope”、“I Won”を収録したデビュー・アルバム“Pluto”を2012年にリリースした。

これまでに8枚のスタジオアルバムをリリースし、6作品でビルボードチャートで1位を獲得している。(2022年2月時点)

フューチャーのファッションスタイル

スタイリッシュなアイテムとカジュアルなアイテムをミックスさせ、ド派手なジュエリーと丸い形が特徴的なラウンド型サングラスを身に着ければフューチャースタイルです。フューチャーは、ストリートウェアからフォーマルウェアまで、様々なファッションスタイルを披露しています。

フーチャーとアルマーニの対談

フューチャーは、ハイファッション・ブランドのアルマーニ(Armani)をこよなく愛している。2013年、フューチャーは “Bugatti”というヒット曲でヒップホップ界に旋風を巻き起こした。しかし、2016年に82歳を迎えていたジョルジオ・アルマーニには敵わない。アルマーニはブガッティとのコラボレーション・カプセル“Giorgio Armani for Bugatti”を2016-2017 の秋冬シーズンに向けて発表した。

2016年7月、ラッパー、デザイナー、そしてハイパーカーをイタリア・ミラノに集めて対談が行われた。

フューチャーとジョルジオ・アルマーニとブガッティ@イタリア・ミラノのアルマーニの自宅の中庭にて

『2人のスーパースターが「映画」を作るために会った』
アトランタ出身のラップスター・フューチャーは、この貴重な対談を『映画』だと語った。

アルマーニがフューチャーの印象について語っている

「彼(フューチャー)がどれだけ苦しんで今の地位を築いたか、私は知っています。私が苦しんだように、彼も苦しんでいるのです。だから…僕たちはある意味、友達なんだ」

ジョルジオ・アルマーニ

フューチャーはこの対談について

「俺は“音楽”を超えたところに行かなければならない。彼(アルマーニ)は世界のトップデザイナーで、俺は世界のトップラッパーだ。この経験からヒット作が生みだされるのは間違いない」

フューチャー

フューチャーがアルマーニをネームドロップした曲“I’m So Groovy”

アルマーニとの対談から半年過ぎた頃の2017年2月17日。フューチャーは自身の名前を冠したアルバム“Future”をリリースした。このアルバムに収録された曲“I’m So Groovy”の中でアルマーニの名前をネームドロップしている。

Playing with the trenches in a suit/Armani got me with the juice
(スーツを着てストリートの最前線にいる/アルマーニは俺にジュース(名声/飲料)をくれた)

“I’m So Groovy”,Future,Produced by:TrePounds & Tarentino,Release Date:February 17, 2017

パリ・ファッションウィーク・メンズに登場

アトランタから“光の都-パリ”へ
2018年1月、パリ・ファッションウィーク・メンズにフューチャーが登場。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)のブランド「オフホワイト」(Off-White)や「ディオール」コレクションを最前列で眺めていた。

ストリートウェア・ブランド「Life Is A High」を立ち上げる

ビルボード・チャートで1位を獲得したアルバム“High Off Life”(2020年5月)をリリースしたフューチャーは、“Life is a High”と名付けられた新しいファンションラインをデビューさせた。

このコレクションはフューチャーのアーティストとしての歩みにインスパイアされたもので、トップスターに昇り詰めるまでの過程で得た友人や家族への感謝が込められている。フューチャーと彼のクリエイティブチームは、色から布に至るまで、デザインにメッセージを盛り込ませている。

「人生はいいものだ…一日の始まりに目を覚まし、自分を向上させるチャンスがあるのは幸せなことだ。世界で起きているすべての狂気の中では、そのことを忘れがちだ。このコレクションは、俺たちが人生でまだハイになれるってことを思い出させてくれるものだ。色、生地、アートワークのすべてが、このコンセプトを心地よく表現している」

“Life is a High”のプロモ写真

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